女の事件簿

笠原みづえ

昭和53年夏…。会社の景気回復を願う夫・岩崎が辿り着いたのが、新興宗教『白蛇宗』であった。岩崎は白蛇宗の教祖・野田のお告げ通りに、自分の妻・典子までもこの白蛇宗に差し出した。教祖・野田は、典子を『生き観音』と祭りたて、信者から高額なお布施と引き換えに、猥褻…

昭和43年、栃木県の市営住宅で起きた異常な事件。実の娘が父を絞殺。その背景には、想像を絶する父娘の関係があった。父親は常日頃娘の体を求めて夜這いをかけ、更に驚くべきことに、娘に妊娠までさせていたのである…。畜生道に堕ちた父と娘の地獄の実録。